MACならどちらでもいいんですけど、AFPならTimemachineの保存先にもなるし。
というわけで、netatalkをインストール。
netatalkとはLINUXやUNIX上でAFPでファイル共有を行うソフトウェアです。
まずは必要なモジュールのインストールから開始。
ソースからビルドする必要があるので、コンパイラをインストール
yum -y install gcc*
その他使いそうなライブラリもすべてyum installで導入
インストールしたライブラリ
- libtool
- automake
- autoconf
- openssl-devel
- libgcrypt-devel
- pam
- pam-devel
- tcp_wrappers-devel
- quota-devel
- avahi-devel
- libacl-devel
- openldap-devel
- krb5-devel
ここでようやくnetatalkのソースをゲットします。
ここでは3.0.2を選択しています。
特に問題なければ新しい方がいいです。
cd /usr/local/src
wget http://sourceforge.net/projects/netatalk/files/netatalk/3.0.2/netatalk-3.0.2.tar.bz2/download?use_mirror=jaist&download=
落としてきたtarを伸張して
tar xvf netatalk-3.0.2.tar.bz2
伸長してできたディレクトリに移動してビルド開始。
cd netatalk-3.0.2
./configure --with-init-style=redhat-sysv
make
make install
configureでredhat-sysv オプションをつけるとserviceから起動ができるので指定しています。
次に設定ファイルの変更をします。
設定ファイルは通常/usr/local/etc/afp.confにあるはずなのでそれをオープン。
vi /usr/local/etc/afp.conf
そして下記のように変更。
;
; Netatalk 3.x configuration file
;
[Global]
mac charset = MAC_JAPANESE
vol preset = my default values
[my default values]
file perm = 0600
directory perm = 0700
[Homes]
basedir regex = /home
[Timemachine]
path = /home/timemachine
time machine = yes
vol size limit = 409600
ついでにTimemachineの設定もしています。
ファイルの共有用にユーザーホームを「Homes」で指定して、「Timemachine」の保存先をpathで指定、vol size limitはサイズの上限です。(上は400GB)
最低限Timemachineの保存元と同サイズくらい指定しておけば良いでしょう。
Time Machineのパーミッションは後から接続するユーザーアカウントの所有にしておきましょう。
これで設定は終了です。
avahi-daemonとnetatalkを起動します。
※2013/3/10 netatalkより先にavahi-daemonを起動すべきというご指摘をいただきましたので、順番を修正しました。
service avahi-daemon start
service netatalk start
ついでに自動起動の設定もします。
chkconfig avahi-daemon on
chkconfig netatalk on
これでサーバ側の作業は終了です。
MACのシステム環境設定からTime Machineを開くと設定したサーバが見えればほぼ成功です。
あとは所有権を設定したユーザーアカウント+パスワードを設定すればOKです。
起動順序はnetatalkよりavahi-daemonの方が先にすべきですね。
返信削除HATさん
返信削除はじめまして。
起動順番まで気が回っていませんでした。記事を修正させていただきました。
ご指摘ありがとうございます!
netatalk日本語メーリングリストというのを開設しましたが、いかがでしょう。
返信削除http://www003.upp.so-net.ne.jp/hat/netatalk/ja-ml.html
開設して間もないですが、ぼちぼち成果がでています。