2013年3月16日土曜日

写真保管用サーバ構築記録 フォルダアクションで動画を自動変換

あまり一眼を持ち歩きたくないなーって時はiPhoneで写真を撮ったりしますが、たまに動画を撮ったりもします(主に子供)

たまにしか撮らないとはいえ、できれば動画も共有してPS3でみたいなーと思います。
どうせなんで、できる限りお手軽に、できれば自動でPS3上で見られるようにしてみたいと思います。


iPhoneは写真であればフォトストリームで自動的にMACと共有できますが、動画はできません。(日本だけ?)
わざわざiTunesを立ち上げるとかめんどくさいので、DropBoxのカメラアップロードを使いたいと思います。

iPhoneのDropboxアプリを立ち上げる必要がありますが、DropBoxアプリで自動アップロードの設定をすれば、写真に加えて動画も自動でMAC側のDropBoxフォルダに共有されます。
で、自動アップロードされた動画はDropBoxフォルダのカメラアップロードフォルダ内に(いつのまにか)共有されている、という流れです。

iPhoneで撮った動画は.movという拡張子になっていると思います。
movファイルはそのままだとPS3(DLNA)で見ることができないので、MACで一度.m4vに変換します。

MACにはフォルダアクションというものがあって、特定のフォルダ内のファイルに変化があった場合の動作を定義することができます。

ここはAutomatorを使ってGUIでちょいちょいっと設定しちゃいましょう。

Automatorを起動し、フォルダアクションを作成します。

基本的に

•「カメラアップロード」フォルダにファイルがコピーされたら自動起動
•.movファイルがあったらいったんサーバにコピーする
•コピーした.movをm4vに変換し別フォルダにコピーする
という流れになります。
あとはMediatombでm4vの格納フォルダを巡回させておけば、動画を撮影〜PS3で閲覧までほぼ自動でいけます(DropBoxアプリを起動させることくらい)

ちなみに、設定したフォルダアクションは

こんな感じです。
2013というフォルダが2回出てきて分かりづらいですけど、「項目を移動」のほうはmov格納フォルダ、「項目をコピー」の2013はm4v格納フォルダです。

簡単ですね。
このフォルダアクション(というかAutomator)はめっちゃくちゃ便利です。
これだけのためにMACを買ってもいいくらい(笑)

ほかにもいろいろな動作を設定できますので、MAC使いの方はいろいろためしてみると、今回のような単純作業を自動化できて幸せになったりするかもしれませんよ。




2013年3月13日水曜日

写真保管用サーバ構築記録 MediaTomb導入

自分でも忘れがちですが、ここは写真ブログです。


前回のnetatalk導入で、サーバに接続して写真を格納するまでできるようになりましたが、このままだと家族や友人に写真を見せる時、MACなりPCなりを開かねばならずちょっとめんどくさい。

できれば手軽に写真を見せてどやぁ、ってしたいので、DLNAを使ってリビングのPS3で写真を閲覧できるようにしたいと思います。


LinuxにはいくつかDLNAサーバがありますが、一番定番っぽいMediatombを導入します。

yumでも入れられるっぽいですが、なんとなくソースからビルドしてみてます。

wget  http://downloads.sourceforge.net/mediatomb/mediatomb-0.12.1.tar.gz

でソースを持ってきて

tar zxvf mediatomb-0.12.1.tar.gz

で伸張して

cd mediatomb-0.12.1

でディレクトリに移動します。

手順ではここでconfigureなんですが、僕はconfigureで

unable to configure required package expat

エラーがでてしまったので、expatをインストールします。

yum install -y  expat-devel

で、configureとビルドしてインストールします。

./configure
 make 
 make install

ここで一度mediatombを起動します。

mediatomb

コマンドで起動し、ブラウザで

http://hoge.com:49152

にアクセスする。
それっぽい画面が表示されたらOKなのでCTRL+Cで終了する。

mediatomb-service-optwareに合わせてディレクトリを作成します。

mkdir /opt/var
mkdir /opt/var/run
mkdir /opt/var/log
mkdir /usr/local/var/lock
mkdir /usr/local/etc/default

それから設定ファイルをコピー

cp config/mediatomb-default-optware /usr/local/etc/default/mediatomb
cp config/mediatomb-conf-optware /usr/local/etc/mediatomb.conf
cp scripts/mediatomb-service-optware /etc/init.d/mediatomb
chmod +x /etc/init.d/mediatomb

自動起動するために

/usr/local/etc/default/mediatomb

の中を

MT_ENABLE=true

に変更します。

つぎに設定ファイルをPS3用に書き換えます。

vi /opt/etc/mediatomb/config.xml

下のように変更
<protocolInfo extend="yes"/>#PS3で視聴する場合はyes
・・・
<import hidden-files="no">
<filesystem-charset>UTF-8</filesystem-charset>#文字化け対策
<metadata-charset>CP932</metadata-charset>#文字化け対策
・・・
#写真メインなのでJPEG関係と、動画を少々。トランスコードとかはしない。
<map from="MTS" to="video/avc" />
<map from="mts" to="video/avc" />
<map from="m2ts" to="video/avc" />
<map from="M2TS" to="video/avc" />
<map from="jpg" to="image/jpeg"/>
<map from="JPG" to="image/jpeg"/>
<map from="jpeg" to="image/jpeg"/>
<map from="JPEG" to="image/jpeg"/>
<map from="m4v" to="video/mp4"/>
<map from="mp4" to="video/mp4"/>
<map from="mpg" to="video/mpeg"/>
<map from="MPG" to="video/mpeg"/>
<map from="mpeg" to="video/mpeg"/>
<map from="MPEG" to="video/mpeg"/>
<map from ="m4a" to="audio/mp4"/>
ここまでで設定終了。

service mediatomb start

で起動する。
ついでに

chkconfig medoatomb on

で自動起動も設定。
ああ、長かった…


起動確認はブラウザで

http://サーバーのURL:50500

にアクセスして、骸骨とご対面できたらOK

で、MediaTombから、FileSystemから対象にするディレクトリを選んで、+ボタンからTimed,FULLを選んでSET。
読み込みインターバル時間はそのままでも変更してもお好みで。僕は600(10分)間隔にしてます。

これでPS3のXMBのフォトにMBアイコンが表示されているはず。後はそこから写真を表示してどやあ、とできます(笑)

2013年3月12日火曜日

写真保管用サーバ構築記録 netatalkインストール

ファイル共有と言えばsambaが定番なんですが、普段使いがMACなのでここはAFPで行きましょう。
MACならどちらでもいいんですけど、AFPならTimemachineの保存先にもなるし。


というわけで、netatalkをインストール。
netatalkとはLINUXやUNIX上でAFPでファイル共有を行うソフトウェアです。

まずは必要なモジュールのインストールから開始。

ソースからビルドする必要があるので、コンパイラをインストール

yum -y install gcc*


その他使いそうなライブラリもすべてyum installで導入

インストールしたライブラリ
  • libtool
  • automake
  • autoconf
  • openssl-devel
  • libgcrypt-devel
  • pam
  • pam-devel
  • tcp_wrappers-devel
  • quota-devel
  • avahi-devel
  • libacl-devel
  • openldap-devel
  • krb5-devel

ここでようやくnetatalkのソースをゲットします。

ここでは3.0.2を選択しています。

特に問題なければ新しい方がいいです。


cd /usr/local/src


wget http://sourceforge.net/projects/netatalk/files/netatalk/3.0.2/netatalk-3.0.2.tar.bz2/download?use_mirror=jaist&download=



落としてきたtarを伸張して

tar xvf netatalk-3.0.2.tar.bz2

伸長してできたディレクトリに移動してビルド開始。

cd netatalk-3.0.2

./configure --with-init-style=redhat-sysv 

make

make install


configureでredhat-sysv オプションをつけるとserviceから起動ができるので指定しています。


次に設定ファイルの変更をします。

設定ファイルは通常/usr/local/etc/afp.confにあるはずなのでそれをオープン。


vi /usr/local/etc/afp.conf


そして下記のように変更。


;
; Netatalk 3.x configuration file
;
[Global]
    mac charset = MAC_JAPANESE
    vol preset = my default values
[my default values]
    file perm = 0600
    directory perm = 0700
[Homes]
    basedir regex = /home
[Timemachine]
    path = /home/timemachine
    time machine = yes
    vol size limit = 409600


ついでにTimemachineの設定もしています。

ファイルの共有用にユーザーホームを「Homes」で指定して、「Timemachine」の保存先をpathで指定、vol size limitはサイズの上限です。(上は400GB)

最低限Timemachineの保存元と同サイズくらい指定しておけば良いでしょう。


Time Machineのパーミッションは後から接続するユーザーアカウントの所有にしておきましょう。



これで設定は終了です。

avahi-daemonとnetatalkを起動します。

※2013/3/10 netatalkより先にavahi-daemonを起動すべきというご指摘をいただきましたので、順番を修正しました。

service avahi-daemon start


service netatalk start


ついでに自動起動の設定もします。


chkconfig avahi-daemon on


chkconfig netatalk on



これでサーバ側の作業は終了です。

MACのシステム環境設定からTime Machineを開くと設定したサーバが見えればほぼ成功です。

あとは所有権を設定したユーザーアカウント+パスワードを設定すればOKです。

2013年3月3日日曜日

小田原の曽我梅林

ふと思い立って、小田原の曽我梅林へ梅見物に。

ちょうど見頃の時期で、駐車場が確実に混雑するため朝7時に家を出ました。
9時過ぎくらいに現地に到着しましたが、その頃には無料駐車場はほぼ埋まっている様子でしたので、1日500円の駐車場へ。
帰る頃にはそこも満車でしたので、早く出てきて正解でした。





数千本の桜がこのエリアにはあるとのことで、この近辺には梅林がちらほら点在していて、民家と思しきお宅の庭にもそれは見事な枝振りの梅があったりして見応えがありました。

あと、ちょうど梅祭りも開催されていたようで、メイン会場には出店もでていました。
車で来ていたので梅酒が飲めなかったのが心残りです・・・



2013年2月27日水曜日

CANON スピードライト430 EX Ⅱを買いました。


CANONのスピードライト430EX IIを買ってしまいました。
発光部分が白いのは、ディフューザーをハメているから、です。もちろん、アマゾンさんにお勧めされるままに一緒にぽちったものです(笑)

所有していた270EXが発光しなくなったからなんですが、こういった外付けストロボと言えば、持っていなければいないで何とかなるが、持っているとなんだか写真がうまくなったような気がする代表アイテムですよね(笑)

バウンス発光させて自然な感じで被写体を浮き上がらせたりして、一人でにんまり、みたいな。
実際、部屋の中など光量が足りない場所ではストロボ無しで撮るよりも奇麗に撮れている・・・気がしますよ(笑)

この430EXⅡは270EXではできなかった左右回転も可能なので、上下左右いろんな角度からバウンスできますし、ガイドナンバーも270EXと比べて43と大きいので、幼稚園のステージとか、いろいろ活用できそうです。


2013年2月23日土曜日

写真保管用サーバ構築記録 ネットワーク設定


サーバ本体は普段立ち入らない部屋に設置するつもりです。
この部屋は暖房もなく冬場はあまり長居したくない感じなので、とりあえずOSインストールからネットワークの設定までしてしまって、あとは温かい部屋からリモートでいじりたいので。

OSはScientificLinux6.3を選択しました。
RedHat系ならなんでもいいけど趣味で決定。

最小サーバ構成でOSインストールを終えて立ち上げまで完了。

デフォルトではブート起動になっていないのとネットワークがDHCPになっているので
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 
を変更。

#BOOTPROTO="dhcp"
BOOTPROTO="none"
#ONBOOT="no"
ONBOOT="yes"
あとはIPを指定します。
他のネットワーク機器はDHCPのままなんで、なんとなくかぶらなそうな値をセット。
残りはブロードキャストアドレスとマスクを設定して保存。

それから/etc/resolv.confでDNSアドレスを書いて、/etc/sysconfig/networkにGATEWAYを書いてからnetwork restart。

SSHDは最初からインストール済みだったんで、これで温かいお部屋から作業できます。ああ、寒かった。

ちなみに、サーバは寒い部屋の更にクロゼットの更に天袋に押し込んでます。




ダイソーでこんな感じのA4が入る書類入れ?みたいなのを買ってきて組み立て。
乗せるものとしてはサーバ(VAIOノート)とHDD2台なので、



こんな感じでお手製サーバラック。
誰の目にも止まらない所だからこれで充分っす。予算300円なり。安いって素敵。


2013年2月22日金曜日

写真保管用サーバ構築記録

みなさんは撮影した写真の保管ってどうしてます?

僕はrawとjpgまとめて年一回くらいMACから外付けHDDに手動でコピーしてました。

なにしろ撮りためたrawは数年分で500GBくらいあるし頻繁にバックアップ取るのもめんどくさいってことでこんな適当な管理方法だったんですけど、これだとバックアップから次のバックアップタイミングまでにMACが死んだらその間の写真がなくなってしまうなあと危惧していました。

今のところそんなことにはなっていませんが、久しぶりに仕事でサーバをたてたこともあって気が向いたので、自分がなるべく楽チンになるような写真管理用のサーバをたててみましょう。

必須要件としては


  • 写真をまとめてアップロードできて充分なディスク容量
  • 定期的な自動ミラーリングでいざという時に安心
  • (ついでに)macのTimeMachineのバックアップ先になるといいなあ


ああ、あと大事なことが。

なにしろこの写真の管理は僕が勝手にやっていることなので、家計から予算が出ることはまずない。
写真のバックアップなのに予算的バックアップはないという誰が上手いことを言えとという状態なので、ありもので間に合わせなければいけないのです。

幸い使えそうな機材として


  1. 10年くらい前に買った使ってないVaio
  2. 年一回手動バックアップに使っていた1TB外付けHDD
  3. ルーターにつないでnasとして使っていた1TB外付けHDD


と必要十分。

OSはLinuxに入れ替えて、写真のアップロードはFTPでいいかな。と思ったけど、LightRoomから直接JPGを吐き出せた方が楽だなあ。
ミラーリングは1日1回くらいcronでrsync。
あとはTimeMachine用にNetaTalk。

こんな感じかな。

作業についてはまた後日。